特集記事

小さな秋を探しに岡山のお寺巡り


見て味わい体験する小さな秋を探しに岡山のお寺巡り

見て味わい体験する小さな秋を探しに岡山のお寺巡り

岡山には、名勝や史跡、荒行で有名な寺など魅力的な寺院が数多くあります。
紅葉のシーズンを前に、秋の行楽にオススメの寺院を編集部がセレクトしました。
小さな秋を見つけに出掛けてみませんか。

アート

板画山
毎来寺

絵の中に禅語が溶け込む

板画の“美術館”

本堂

棟方志功をほうふつさせる本堂の天井板画60枚は圧巻。
地元の樫西(かしにし)和紙に裏側から色を付けて、住職自作の俳句と絵でのびやかに表現された作品です

本堂に入ると、ふすまや天井が木版画で埋め尽くされていることに驚きます。住職の岩垣正道さんが約30年かけて、ふすま100枚、天井122枚の木板画を製作。禅語や和歌、俳句をテーマに、動物や植物の絵の中に文字を溶け込ませた素朴な作風が特徴です。モダンな木版画も必見。拝観は事前予約が必要です。

■毎来寺データ
真庭市目木1001
TEL.0867-42-0932
拝観無料
駐車場あり
※拝観は事前予約が必要です
周辺地図

米子自動車道・久世ICから車で5分。
西へ3kmで旧遷喬尋常小学校、さらに勝山へもアクセスしやすい

イメージ

作品の解説をする住職・岩垣正道さん。20世紀を代表する彫刻家・イサムノグチの照明と岩垣さんのモダンな作品が調和し、まるでアートギャラリーのような雰囲気

イメージ

座禅

井山
宝福寺

安らぎ求め、静寂の禅寺で

自分と向き合う

本堂

樹木に囲まれた静寂の中、
座禅体験ができます。
禅堂もあり。
要予約。
時間は1時間程度で志納金1,000円

1000年以上の歴史を持ち、県の史跡に指定されている古刹「宝福寺」。境内には凛とした空気が漂います。禅寺としても知られており、毎月第2日曜は座禅体験(30人程度)が開かれているほか、希望者は個人(1人~)で体験できます(いずれも要予約)。11月22日(土)・23日(祝)・24日(振休)の3日間は「特別方丈公開」を開催。少年期に修行したことで知られる雪舟ゆかりの絵画十数点を見ることができます。

■宝福寺データ
総社市井尻野1968
TEL.0866-92-0024
仏殿は拝観自由・拝観無料
(特別方丈公開は11月中旬のみ・志納金500円)
駐車場あり

周辺地図

イメージ

11月14、15、16日の3日間は紅葉の夜間ライトアップ(午後5時30分~9時)。境内への入場は無料で、屋内コンサート(志納金別途)も。毎年拝観者が多いため、総社市役所から無料シャトルバスが出ます。

■精進料理 金亀
境内にある「精進料理 金亀」では、地元の無農薬野菜をふんだんに取り入れた「精進料理」(1,900円~)が楽しめます。
店主・天峰龍一郎さんと、和食・イタリアンを修行した娘・千晶さんが2人で創作。
10月からは、季節の料理が月替わりで登場。総社の玉どうふを使った「湯どうふ」と山芋のしんじょ蒸しの「宝蒸し」が看板メニューです。前日までに予約がオススメ。
総社市井尻野1958宝福寺境内
TEL.0866-92-3056
不定休
駐車場あり

イメージ
イメージ

荒行

由加山
蓮台寺

火渡り荒行で

1年の無病息災を祈る

本堂

「厄除不動大祭」当日は、特大の茶碗で茶を回し飲む大茶盛(午前11時~午後1時)、奉納演奏ミニライブ(正午から)、福引(午後3時30分から)なども。
当日午前10時から、護摩木販売(1本1,000円・大茶盛券、福引券付き)

「厄除総本山」として名高い蓮台寺では10月26日(日)午後1時から、「厄除不動大祭 火渡り荒行」を開催。願い事を書いた護摩木を燃やし、その炎の中を山伏たちが素足で歩く荒行で、県下でも珍しい行事。希望者は体験可(予約不要)。また、「精進料理」(2,500円から、1週間前までに要予約)を、県の重要文化財「客殿」に続く格式ある部屋で頂けるのも魅力。お食い初めや七五三など祝いの席としても喜ばれているそう。

■蓮台寺データ
倉敷市児島由加2855
TEL.086-477-6222
参拝自由
(客殿宝物館は大人400円、
中学生まで200円)

駐車場あり

周辺地図

イメージ

「精進料理」は10月26日の「厄除不動大祭」当日と、12月20日(土)~来年2月3日(火)は休み。2人から用意。10人以上で3,000円コースを予約すると、僧侶による客殿宝物館の解説(拝観料込み)と法話が付きます

イメージ

岡山藩主・池田継政が利用した客殿は、華麗な装飾を施された「御成(おなり)の間」をはじめ、客殿のふすま絵や欄間などは見応えがあります。このほど、倉敷市の重要文化財に指定された板戸「牡丹に唐獅子図」も要チェック

ウォーキング

最上本山
御滝 龍泉寺

湿地の山野草を愛でながら

ウオーキング

本堂

境内敷地は60ha。湿地には木道が掛けられ、植物や珍しいトンボなどが観察しやすくなっています。また、「龍泉寺の自然を守る会」による自然観察会も定期的に開催されています(昨年6月撮影)

滝に打たれる瀧行の場として有名な龍泉寺。境内には龍王池と湿地が広がります。湿地では、最近では珍しくなった野草やトンボなど貴重な自然に触れることができ、龍王池の周囲約2kmのコースは、ウオーキングやハイキングにちょうど良い距離と人気。この時期は、秋の七草のひとつ・オミナエシや、キク科の多年草・サワヒヨドリが観察できます。11月中旬には、1300本あるモミジが見ごろに。お弁当持参で歩いてみては。

■龍泉寺データ
岡山市北区下足守900
TEL.086-295-0130
拝観無料
駐車場あり

周辺地図

イメージ

病気治癒(ゆ)にご利益があるとされる「身代わり地蔵」。毎年、10月第3日曜(今年は10月19日午前10時30分から)に「身代わり地蔵祭」を開催。受付は午前9時から

イメージ

11月16日(日)午前10時~午後2時、モミジの観賞ポイント6カ所を巡る「龍泉寺の紅葉スタンプラリー」を開催(主催:龍泉寺の自然を守る会)。申し込み不要、参加費無料、少雨決行。小学生以下にはお菓子(先着100人)と小学生にはDVD「龍泉寺の自然」(先着30人)をプレゼント。問い合わせはTEL.086-287-4418「龍泉寺の自然を守る会」

庭園

天柱山
頼久寺

小堀遠州の名勝庭園で

コンサートやお茶会を

本堂

秋の庭園の様子
(昨年11月下旬撮影)
紅葉は11月中旬から
12月初旬まで楽しめます

備中国奉行・小堀遠州が初期に手掛けた庭園がある頼久寺。国の名勝指定を受けている庭園は、春のサツキ、秋の紅葉、冬の雪景色と1年を通じて美しい姿が楽しめます。毎年恒例の「ガーデンコンサート」(入場無料、申し込み不要)も。今年は、10月25日(土)午後6時30分から、倉敷シティオペラの揃敏行さんと栗木深香さんが出演し、秋の歌や高梁をイメージした歌が披露されます。また、11月16日(日)には、「遠州茶会」(お茶券2席分・2,000円)を開催。いずれも主催は小堀遠州の世界。優雅な時間を過ごせそう。

■頼久寺データ
高梁市頼久寺町18
TEL.0866-22-3516
午前9時~午後5時
拝観大人300円、中高生200円、団体割引あり
駐車場あり

周辺地図

イメージ

昨年の「ガーデンコンサート」の様子

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2014年9月20日号掲載

ページトップ