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知ればもっと行きたくなる 後楽園クイズ


金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並ぶ日本三名園の一つで、岡山が誇る〝もんげ~観光スポット〟「岡山後楽園」。
今回は、秋の後楽園にスポットを当てたクイズを出題。イベント情報もお届けします。

知ればもっと行きたくなる後楽園クイズ秋の見どころイベント情報も

後楽園

金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並ぶ日本三名園の一つで、岡山が誇る〝もんげ~観光スポット〟「岡山後楽園」。
リビング読者の皆さんは、その歴史や園内の魅力を伝えることができますか。
今回は、秋の後楽園にスポットを当てたクイズを出題。
イベント情報もお届けします。

もんげ〜岡山再発見アイコン

※取材協力=岡山後楽園、
(公財)岡山県郷土文化財団

わかり歴史

能楽や和歌、絵画、蹴まりなど多彩な文化的趣味を持つ岡山藩二代目藩主・池田綱政が発案し、家臣の津田永忠に命じて造らせた(大名)庭園。
貞享4年(1687年)から工事が始まり、元禄13年(1700年)に一応完成。その後、藩主の好みに応じて能舞台、唯心山などが造られた。
当初は「菜園場」「御茶屋」などと呼ばれ、その後「後園」「御後園」と呼ばれていた。
明治4年(1871年)、「後楽園」と改称し、一般公開もスタート。今は一年を通じてさまざまな年中行事やイベントを行っている。

クイズが全問正解になるように、
ぜひこの機会に後楽園へ。
たくさん足を運んで、
あなたも後楽園博士になってね!

坂本さん

岡山後楽園 広報スタッフ

坂本 美香 さん

Q1

藩主が後楽園を訪れた際、居間として使われた「延養亭(えんようてい)」。
「延養亭」と呼ばれる前は何と呼ばれていたでしょう?

延養亭外観
  1. 延々亭
  2. そのまま
  3. 殿様亭
Q2

後楽園のシンボルでもあるタンチョウ。
いつから飼われているでしょう?

タンチョウ
  1. 江戸時代
  2. 明治時代
  3. 昭和時代
Q3

後楽園があった場所はもともと何があった?

古地図
  1. 田んぼや畑
  2. 一般庶民が集う公園
  3. 動物園
Q4

延養亭西にある能舞台。
能好きの池田綱政によってつくられましたが、その理由とは?

能舞台
  1. 能の役者の育成のため
  2. 大好きな能役者が舞う姿を一人占めしたかった
  3. 自らが舞ったり、時には家臣の家族や領民に能を見せるため
Q5

秋が深まると、園内の松にわらで編んだものを巻いて冬支度をします。
何と呼ばれているでしょう?

能舞台
  1. 松の海苔巻き
  2. 松の菰(こも)巻き
  3. 松の腹巻き
Q6

園内にあるカエデ林。
その名称は何でしょう?

カエデ林
  1. 池田の森
  2. 後楽の森
  3. 千入の森

知ればもっと行きたくなる後楽園クイズ答え

Q1

答え:2
藩主が愛でた風景最も美しい眺め

延養亭室内

歴代藩主が愛でた風景を見てみませんか

藩主が後楽園を訪れたときに居間として使われていた延養亭。

築庭当時は中央の唯心山もなく、今より広く明るい庭でした。綱政は目の前に広がる芝生、大きな池、園外の山々を見渡せる眺めをとても気に入り、この庭を眺める建物(後の延養亭)を「そのまま」と呼ぼう、という和歌を元禄2年(1689年)に残しています。延養亭と呼ばれるようになったのは、元禄時代の中ごろだそう。

後楽園は延養亭からの眺めが最も美しくなるよう造られています。その景観は、現在まで守られています。

また、普段は入ることのできない延養亭が毎年春と秋に特別公開されています。今秋の公開日は、10月26日~11月3日。参加費100円(別途入場料が必要)。定員あり(予約優先)。公開時間はHPで確認を。

Q2

答え:1
9月からタンチョウの園内散策も

江戸時代はタンチョウのほか、マナヅルなども飼われていたのだそう。明治時代にタンチョウだけになり、〝後楽園の鶴〟として有名に。飼育は戦争で一時途絶えていましたが、昭和31年に中国科学学院の院長で岡山の旧制第六高等学校で学んだことのある郭沫若(かくまつじゃく)さんから2羽のタンチョウが贈られ、飼育が復活。

現在は8羽飼育されており、新春の園内散策に向け、9月からは定期的に、タンチョウの園内散策が行われます。

Q3

答え:1
今でも園内に名残があります

御茶屋御絵図

御茶屋御絵図
赤い線で囲っているあたりが
すべて田んぼや畑だった

後楽園の一帯は、元々田んぼや畑で、築庭当時は平地の4分の3は田畑だったといいます。完成から16年後の享保元年(1716年)の「御茶屋御絵図」(写真)には、今ある井田(せいでん)はなく、田んぼや畑が広がっているのが分かります。

現在の園内にも井田と茶畑があり、毎年5月第3日曜に「茶つみ祭」、7月第1日曜に「お田植え祭」を実施。収穫されたお米やお茶は、それぞれおかきや和紅茶などとして加工され、園内で限定販売されます。

おかき

園内で収穫のもち米から作られたおかき

和紅茶

八十八夜の茶摘みで収穫した茶葉を和紅茶に

Q4

答え:3
鏡板には池田遙邨作の画も

1707年に完成。綱政自身が稽古をしたほか、岡山城内の能舞台には呼ぶことができない家臣の家族や領民を後楽園に呼び、能を見せています。時には綱政自身が舞って見せることもあったのだそう。

現存の舞台は、戦災で焼失後、綱政の子・継政が改築した遺構に基づいて昭和33年に復元。鏡板に描かれている松、竹は、岡山出身の日本画家・池田遙邨の作。

Q5

答え:2
昔から行われている害虫駆除法

菰(こも)巻きとは、害虫が冬越しのために枝から地中に降りてくる習性を利用した昔ながらの害虫駆除法。巻かれた菰は、2月下旬に外され、害虫と一緒に焼く「菰焼き」が行われ、春を迎える風物詩として親しまれています。

Q6

答え:3
園内名勝の一つ 赤く染まるカエデ林

桜のほか、園内にあるカエデ約300本のうち、約100本が植えられている千入(ちしお)の森。築庭当時からあり、園内名勝の一つ。

千入の「入」は染物をするときに染液に浸ける回数を数える言葉で、幾度も染めて色濃くなるさまと、紅葉が日々色濃くなっていくさまとが重ね合わせられています。園内のイロハカエデは、植物季節観測用標本にもなっています。

秋の後楽園はイベントがいっぱい

タンチョウのイラスト

庭園を楽しむだけでなく、年中行事や園内で採れた作物から作られた加工品も楽しめる後楽園。秋のイベント(下表)に参加して、魅力に触れませんか。

タンチョウ園内散策 9/13(日)・20(日)
10/4(日)・18(日)
11/1(日)・8日(日)
12/13(日)・23日(祝)
各日10:00~11:00
名月観賞会 9/27(日)17:00~21:00(閉園は21:30)
岡山後楽園で能をたのしむ会 10/3(土)11:30開演 ※チケット有料
岡山県後楽園菊花大会 10/17(土)~11/15(日)
松の菰巻き 10/21(水)9:30~15:00
秋の延養亭特別公開 10/26(月)~11/3(祝)
後楽能 11/3(祝)※チケット有料
夜間特別開園
秋の幻想庭園
11/20(金)~11/29(日)
17:00~20:30(入園は20:00まで)
大人(15~65歳未満) 小人(小・中学生) シニア(65歳以上)
400円 140円 140円
※5/1~8/31は高校生以下無料
※お得な年間パスポートや岡山城との共通チケット
 (特別展示期間中などは販売休止)も販売
秋の幻想庭園

秋の幻想庭園。
園内のほか、岡山城もライトアップされます

岡山後楽園
岡山市北区後楽園1-5
TEL.086(272)1148
開園時間=
・9/30(水)まで7:30~18:00
・10/1(木)~来年3/19(土)は
 8:00~17:00
http://www.okayama-korakuen.jp/

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2015年8月29号掲載

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