こちらのページは10月31日(水)をもちまして更新を停止いたします。今後は新サイトでの更新・受付となります。※こちらのページをブックマークされている方は新しいページをブックマークに追加してください。
「リビング岡山Web」のページはこちらから 新しいカルチャー倶楽部のページはこちらから

特集記事

目指せ!おむすび上手 ふんわりやさしく〝愛情包み〟


いつの時代も世代を超えて愛されている「おむすび」。おむすび専門店にアドバイスをもらい挑戦してみました。

目指せ!おむすび上手 ふんわりやさしく〝愛情包み〟

 口いっぱいに頬張れば、たちまち笑顔に―。いつの時代も、子どもから大人まで世代を超えて愛されている「おむすび」。家庭や地域によってにぎり方もさまざまです。一日約300個のおむすびをにぎっている専門店「田(でん)むす」の青木智洋さんにアドバイスをもらい、編集スタッフMが挑戦してみました。

青木智洋さん

教えてくれたのは
青木智洋さん
昨秋、岡山市北区鹿田町にオープンした、米屋プロデュースのおむすび専門店「田むす」の店長。
新潟産コシヒカリを使ったこだわりのおむすび約30種類が並ぶ。

炊飯前にしっかりお米に吸水を

 おいしいおむすび作りに欠かせなのが、おいしいごはん。

 「まずは米粒が割れないように優しく洗米をします。炊飯前に、米の芯の部分まで水分を行き届かせることが大切。冬なら60分、夏なら30分吸水させます」と青木さん。炊飯時の水の量は米の重さの約1.2倍が目安。2合なら約360cc。乾燥している季節は少し多めでもいいのだそう。そして、事前に塩を入れて炊くのが田むす流のごはんです。

 「米2合で塩4.5g(小さじ1弱)、握るときは手水だけで大丈夫。塩の付けすぎを防げ、味が均一化されます」とも。

 炊きあがり後は20~30分蒸らして余熱で余分な水分を飛ばし(※)、ふたを開けて、ごはん全体に空気を入れるようにふんわり混ぜて米を立たせていきます。「これらのひと手間に愛情をプラス。とびっきりのおむすびの完成です」と青木さん。

※蒸らし時間込みで炊飯終了を知らせる炊飯器もあります

専門店の技に編集部Mが挑戦

ポイントは力加減 にぎり方

おむすびにぎり方1 おむすびにぎり方2 おむすびにぎり方3
①手水をし、手の平におむすび1個分(約120g)の半分のごはんを平らにのせる ②ごはんの上に好きな具をのせる ③さらに、もう半分のごはんをのせる
おむすびにぎり方4ここがキモ! おむすびにぎり方5 おむすびにぎり方6
④硬く握りすぎないように、力を抜いてふんわり包むように形を整える ⑤のり(板のり2分の1サイズ)の上部に握ったごはんをのせ、のりを半分に折る ⑥ごはんの形に添ってのりを巻き、赤線部分に水を付け、のりの側面をくっ付ける
おむすびにぎり方4

\読者発/定番から隠し味まで 具も十人十色

おむすびの具で一番好きなのはサケ。隠し味に少しごま油を混ぜると、さらにおいしくなりますよ(岡山市北区、K、38歳)

梅干しをすり鉢でつぶし、カツオぶし、しょうゆを加え混ぜる(岡山市中区、Y、39歳)

たくあんを細かく切り、ツナ、マヨネーズを少し加えて混ぜたもの。もう1種類はごはんにシソのふりかけ、はちみつ梅、小さくちぎったスライスチーズを混ぜたもの。2つとも子どもたちが大好きな味です(岡山市北区、N、37歳)

キャベツをみじん切りにして塩、こしょう、ゴマ、マヨネーズで味付けをする(岡山市南区、T、39歳)

クリームチーズにわさびとしょうゆ、おかかをまぜて具にするとおいしいです。梅肉を和えてもグッド(倉敷市、S、33歳)

山椒の実を佃煮(しょうゆ・みりん・酒などで)にしておきます。おにぎりの具にすると、ピリッとしたおいしさがたまりません(岡山市北区、O、71歳)

おむすびをほおばる子供達のイラスト

 子どもの頃、お父さんやお母さんに作ってもらったおむすび、亡き家族と一緒に食べた味、おむすびを通じて過ごした楽しい時間…
読者の皆さんから集まったおむすびエピソードを紹介します。

シンプルな具が一番

 昔のおむすびの具と言えば、今のようなマヨネーズやおかず系ではなく、自宅で漬けた梅やたくあん、塩むすびばかりでした。今食べてみると、シンプルで漬け物の塩気がたまらたなくおいしく感じます。でも、同じ材料で作ってもおばあちゃんが作ってくれたような味にはなりません。(岡山市北区、K、35歳)

祖父の大きな塩むすび

 幼い頃、母は仕事で祖母はおらず、学校から帰るといつも祖父が大きな塩むすびを作って待っていてくれました。それがおやつでした。愛情たっぷりでとてもおいしく、あれ以上おいしいおむすびを知りません。祖父はもう亡くなりましたが、「ありがとう」と言いたいです。(倉敷市、N、53歳)

人生初焼きおむすび

 私が幼稚園に通っていたときのこと。ある日弁当箱を空けると、真っ黒な見たことのないおむすびが入っていました。それを見たKちゃんが、すかさず「焦げたおむすび」と大声で言い、私は大泣きしてしまいました。そこに、Hちゃんが「焼きおにぎりじゃが。おいしいよ、それ」と一喝するように一言。人生で初めて食べた焼きおむすびの香ばしい味と、Hちゃんの優しさが今でも懐かしく思い出されます。(瀬戸内市、Y、37歳)

おむすびと父の教え

 今から50年ほど前、両親は田んぼでい草を栽培していました。私が小学2・3年生の頃、家族と手伝いの人たちで田んぼで食べた塩むすびのおいしかったこと。あまりにおいしく、つい手を伸ばしてしまい、父が「みんなが食べることも考えて食べなさいよ」とたしなめてくれました。父は私が小学5年生のときに亡くなってしまいましたが、今でも塩むすびの味と父から言われた言葉の意味を胸に刻んで生きています。(倉敷市、M、61歳)

子どもが喜ぶのは?

 おむすびを一口サイズや大きなサイズにするだけで、子どもは喜んで食べてくれます。たまにお弁当箱に入れて出すと、もっと喜んで食べてくれて楽しいです。最近は、中の具材を当てるゲームをして楽しんでいます。(岡山市北区、N、37歳)

おむすびが親子の絆に

 私が子供の頃、母はおむすびやさんを始めたいと言い出し、毎日、いろんな具材を試して、朝食に出していました。ラッピングまで考えて、私も楽しみの一つとなっていました。 結局、お店は実現しなかったものの、私にとって母との大切な思い出となり、今では子どもたちにも毎日、いろいろな具材のおにぎりを作って食べさせています。おむすびは私にとって親子の絆の一つになっているようです。(倉敷市、S、42歳)

父の特大おむすび

 私の思い出のおむすびは、父が作ってくれたしょうゆの焼きおむすび。子どもの頃、実家の両親は共働きで母は夜勤のある仕事をしていました。遠足の前日が夜勤になると、当日の朝に父がおむすびを作ってくれました。それは父の手に合わせた特大サイズで、中の方までしっかりしょうゆが染み込んだ焼きおむすびでした。とてもおいしかったのですが、大き過ぎて友達に見られるのがちょっと恥ずかしかったです。今ではとても懐かしくいい思い出です。(岡山市南区、H、45歳)

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2018年2月10日号掲載

ページトップ