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岡山産のニューフェース 南国フルーツ花盛り!


南国フルーツの栽培が広がっていることを知っていますか。国産ブランドとして注目を集めるフルーツの生産者を取材しました。

岡山産のニューフェース 南国フルーツ花盛り!

 ブドウやモモをはじめ、さまざまな果物が採れる〝フルーツ王国〟岡山県。近年、南国フルーツの栽培が広がっていることを知っていますか。国産ブランドとして今熱い注目を集めるフルーツの生産者を取材しました。各社からプレゼントもあります。あなたもその味を試してみませんか。

もんげーバナナ®

皮まで丸ごと、もんげーうまい
バナナ

生産者 D&Tファーム

岡山市南区西高崎81-22 ☎086(363)0877
https://www.dt-farm.com

 バナナは常夏の熱帯でしか育たないー。そんな常識を覆し、日本での露地栽培に成功したのがD&Tファームです。創業者の田中節三さんが、種子をマイナス60℃で凍結する「凍結解凍覚醒法」を開発。これにより氷点下でも枯れない耐寒性バナナが誕生。
2017年から「もんげーバナナ®」のブランドを冠して販売が始まりました。

田中哲也さんとスタッフの皆さん

田中哲也さん(前列中央)とスタッフの皆さん

もんげーバナナ®桐箱入り

今夏からは桐箱入りも販売

 「安心して食べられるフルーツを食卓にという思いから、もんげーバナナは生まれました」と話すのは同園の田中哲也さん。「日本にはバナナにつく病害虫がいないので、無農薬で栽培できます。またD&Tファームでは、収穫後にも洗浄剤や防カビ剤なども一切使いません」。何と、皮まで食べられるのだそう。バナナに含まれるカリウムやマグネシウム、亜鉛、ポリフェノール、ビタミンB群などを丸ごと摂取できます。黒い斑点(シュガースポット)ができて完熟になるとより栄養価が高まり、おいしさもアップするそうです。

 もんげーバナナ®はグロスミッシェル種。一般的な品種よりも繊維質が多くねっとりとした食感で、香りと甘みも強いのが特徴。そのおいしさは徐々に広まり、現在は予約しなければ買えないほどの人気商品に。首都圏の高級店やホテルなどからもニーズが増え、注目度が高まっています。

 「フルーツで農業を元気にするのも目標」と哲也さん。農家を対象に耐寒性バナナの苗の販売も行っています。地元農家に委託して生産し、選果や販売を集約する地域商社をつくる計画も。

 「育てやすく商品価値の高い作物の栽培が広まれば、就農者は増え、岡山の、そして日本の農業は活性化するはず。作る人も食べる人も幸せにすることが、私たちの夢です」

旬:季節を問わずいつでも 参考価格:1本648円
ここで買える!:岡山天満屋地階おかやま産直市場(岡山市北区表町)
☎086(231)7794
※事前に店頭へ問い合わせを

マンゴー

地域の幸せと笑顔も実らせる
マンゴー

生産者 神宝あぐりサービス

瀬戸内市邑久町山田庄197-1 ☎0869(22)2767
http://www.shinpo-agri.co.jp

 瀬戸内市、牛窓の海を見渡す小高い場所に、神宝あぐりサービスのマンゴーのハウス農園はあります。同園の母体は、土木工事や水道施設工事などを行う「シンポー工業」。瀬戸内市の灌漑(かんがい)施設整備事業に携わる中、高齢化による離農者の増加に危機感を感じるようになった前社長が農園の開業を決意。「商品価値が高いマンゴーの栽培技術が広まれば、地域農業が再び活性化する」と考え、試験栽培に着手しました。2007年に栽培をスタートし、2012年から「神宝マンゴー」のブランドを冠して販売。年間8000〜1万5000個を出荷しています。

宗田さん

スタッフの宗田祐介さん

ネットに包まれたマンゴー

実が赤く色づいてきたらネットをかけ、熟して枝からポロンと落ちるまで待ちます

 スタッフの宗田祐介さんは、「瀬戸内は晴れの日が多く、日照条件は栽培に申し分ない。でも、日本で育てるには温度管理が難しいんです」と話します。「夏は35℃以下、冬は20℃以上をキープしなければ育ちません。かといって365日気温が一定だと花がつかないので、季節によってハウス内の温度をコントロールして寒暖差をつくらなければいけません。また、マンゴーは樹齢を重ねると味が落ちるといわれており、常に実の状態を見ながら若木に入れ替える必要があります」

 開花は2月ごろ。ハウス内にミツバチを放して受粉させてからは防虫・殺虫剤を使わず、完熟するまで大切に育みます。 「糖度が高ければ良いというわけではなく、うま味やコクや食感も大事。安定した環境で完熟させることで、バランスの取れたおいしいマンゴーをお届けできます」

 近年は技術支援を進め、近隣エリアの農家はもちろん、障害者施設の農園などにも栽培技術を伝えている同園。マンゴーが地域の人の笑顔も実らせつつあるようです。

旬:6月中旬〜8月 参考価格:1個3300円
ここで買える!:
同園(電話・FAX注文) 岡山天満屋6階お中元ギフトセンター ※7/26(水)まで
☎086(231)7111(代表)
※ギフトカタログで受注。1箱2玉入り7020円。7月上旬まで受け付け。配送のみ。数に限りがあります

ドラゴンフルーツ

変幻自在!元気とキレイの味方
ドラゴンフルーツ

生産者 スコレー

岡山市北区御津吉尾115 ☎086(724)4390
http://www.scre.jp/index.html

 ほのかに甘くクセのない果肉のドラゴンフルーツ。食物繊維、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールもたっぷりで、健康・美容効果の高い機能性フルーツとして知られています。

大内盛勢さん

大内盛勢さん

農園内のカフェのドラゴンフルーツミックスジュースやカレー

農園内のカフェでは、ドラゴンフルーツをミックスジュース(500円)やカレー(980円)にして提供

 スコレーは60年以上続くブドウと洋ランの農園。次世代の農産物に挑戦しようと、2008年にドラゴンフルーツの栽培をスタートしました。同園の大内盛勢(しげなり)さんは、「輸入もののドラゴンフルーツは熟していない状態で収穫されます。そのため硬く大根のような食感のものが多いのですが、スコレーでは樹上完熟させるので、しっとりと軟らかい状態で出荷できます」と話します。購入者からは〝南国で食べた味そのまま!〟との声も。お取り寄せは年々増え、飲食店やホテルなどからのニーズも高まっているそうです。

 生のままサラダやデザートとしていただくのが主流ですが、同園ではフルーツソースやレトルトカレー、お茶など加工食品も開発。手軽においしく楽しめる商品づくりを進めています。

 現在、果皮のフリーズドライの研究が進行中。赤い色素は安全な着色料としての活用が期待され、食品メーカーなどからの相談が相次いでいます。「ドラゴンフルーツはブドウやモモのような〝主役〟の果物ではありません。でも他の食材の風味の邪魔をしないので、お菓子や飲み物、ソースなど、コラボレーションの可能性は無限。今後は岡山の企業を中心に食材提供や共同開発をし、地域産業を支える柱を目指したいです」

旬:8〜10月 参考価格:1個600〜800円
ここで買える!:スコレー内売店/インターネット通販(問い合わせE-mail=info@scre.jp

野菜ソムリエの
岡山南国フルーツ、ここがイイネ

宮本さん

日本野菜ソムリエ協会野菜ソムリエ
宮本亜沙美さん

 温暖な気候で災害が少ない岡山県は、南国フルーツの栽培に適しています。沖縄や九州なども産地として知られていますが、他県のものは県内産に比べてどうしても輸送に時間がかかってしまいます。県内産のものは最短ルートで手に入れられるのがメリット。特に樹上で完熟させるものは、手元に届いてすぐに一番おいしい状態で楽しめます。産地に住む人の特典ですね。

 県内産南国フルーツは高価なものが多いため、贈答品としてのニーズが高まっています。家庭では、お祝いの日のごちそうや、お客さまが集まる席のおもてなしに活用するのもオススメ。これからの季節、夏休みやお盆に県外から帰省してくる方に食べさせてあげるのもいいですね。会話が弾みますし、岡山産南国フルーツの県外へのアピールにもつながります。

 お子さんがいるご家庭では、いただくときに岡山のどんなところで育てられているのか、話題にしてみてください。食育につながり、地域農業へ関心を持つきっかけにもなりますよ。

PP

36人に南国フルーツをプレゼント

  • D&Tファームの桐箱入り「もんげーバナナ®」1箱を14人に
  • 神宝あぐりサービスの「神宝マンゴー」1玉を8人に
  • スコレーのドラゴンフルーツ1玉とフルーツティーのセットを14人に

プレゼント応募ページはこちら

締切 7月3日(月)
※当選者へは各農園から発送。当選者の個人情報は賞品の発送のみに利用します
※収穫状況により、発送が8〜9月ごろになる場合があります

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2017年6月24日号掲載

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