特集記事

子どもの成長に沿ったルールづくり、 機能選択を


睡眠時間や学習時間が少なくなっているという調査結果も…
子どもの成長に沿ったルールづくり、機能選択を

睡眠時間や学習時間が少なくなっているという調査結果も…子どもの成長に沿ったルールづくり、機能選択を

岡山県の子どものスマホの利用状況、取り組みなどを聞きました

自分たちで決めたルールは守りやすい
子ども自身がスマホとの付き合い方を考える取り組みが活発化

取材協力/岡山県教育庁義務教育課

スマホを使う女学生イラスト

昨年11月に、県内の小学校4年生から高校3年生を対象に、岡山県が実施した「スマートフォン等の利用に関する実態調査」によると、自分のスマホ等(スマホ、従来型の携帯)を持っている割合は、小学生31.2%、中学生46.7%、高校生97.0%。3年前に実施した同調査に比べ、小学生の所持率が約2倍に増えています。

さらに、スマホ等を持っている子どものうち、平日1日の利用時間が3時間以上と答えたのは、小学生9.2%、中学生25.5%、高校生27.9%と、いずれも前回調査に比べて増加していました。

「スマホやゲーム機などの使用をやめられない」「勉強をする気にならない」といった日常生活への影響を感じていたり、スマホなどの利用で睡眠時間・学習時間が減ったという子どもも少なくありません。ネット上のいじめやトラブルにつながるケースもあり、県では午後9時以降のスマホの利用を控えようと呼びかける取り組みを始めました。

また、子ども自身でスマホとの適切な付き合い方を考える動きも活発化しています。県内の中学生有志がスマホの使い方を話し合うサミットでは、利用時間・モラル・ネット上の人間関係について考え、スローガンを決定。各校に持ち帰って、仲間に広めていきたいと子どもたちも手応えを感じているようです。

大人が一方的にルールを決めても成果は出にくいのですが、子どもが自分たち自身で考えて決めたルールは、使命感を持って守ろうとします。家庭でのルールづくりでも、子どもに主体的に考えさせ、親はそのルールが守れているか確認しながら見守っていくことが大切です。

有害サイト、依存、課金などのトラブルから子どもを守るために
フィルタリング、時間・課金制限設定など、さまざまな選択肢があります

取材協力/岡山県県民生活部男女共同参画青少年課

親にできるトラブル回避のひとつに、スマホの機能を子どもの成長に合わせた設定に調整する方法があります。その代表的なものが、子どもにとって有害なサイトへのアクセスをシャットアウトする「フィルタリング」。

フィルタリングには、①携帯電話会社が提供する回線(3G、4G、LTEなど)に対するもの②無線LAN(Wi-Fi)に対するもの③アプリに対するものの3つがあります。

①はスマホや携帯電話契約時に使用者が18歳未満の場合、自動的に携帯電話会社が設定、②③は端末本体でフィルタリングアプリを導入・設定して利用します。岡山県では、先月、携帯通信大手3社と協定を結び、このフィルタリングの利用を促進する取り組みを現在進めています。

スマホ依存や、高額課金への対応策として、利用時間や課金金額、通話相手を制限できるプランや機能もあり、利用目的に合わせて取捨選択できます。

子どもがスマホを安全に節度を持って利用できるようになるまで、見守り環境を整えてやることは、買い与えた親の責任。成長に応じて設定を見直しながら、上手に利用していきましょう。

≪インターネットに接続できる機器≫

スマホ/従来の携帯電話/キッズケータイなど機能制限携帯電話/パソコン/携帯ゲーム機/タブレット端末/一部の携帯音楽プレーヤー

※タブレット端末、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤーにもそれぞれフィルタリングサービスがあります

携帯ゲーム機で遊ぶ子供イラスト

家族会議で役立つ!記入シート

> 子供用スマホアピールシート
> 親用家庭のデジタル使用状況確認シート
> 親子のスマホルールチェックシート

「リビングおかやま」2015年4月18日号掲載

ページトップ