特集記事

北陸への熱い思いを再び


第28回倉敷音楽祭「倉敷←→北陸交流フェスティバル」(入場・鑑賞無料)

倉敷音楽祭

北陸への熱い思いを再び

 本格的な春の訪れを告げる音楽と芸能の祭典「第28回倉敷音楽祭」(倉敷市文化振興財団など主催)のフェスティバルイベントが3月22日(土)・23日(日)、倉敷市芸文館(中央)と倉敷美観地区で開かれます。テーマは「哀」。新潟県・富山県の唄や踊りを中心に、倉敷との文化交流を図るこのフェスティバル。北陸で最も有名な駅弁や薬膳カレーなども屋台村にやってきますよ。

第28回倉敷音楽祭「倉敷←→北陸交流フェスティバル」(入場・鑑賞無料)

越の国から届いた「哀」が奏でる愛の音

 倉敷音楽祭は「地域間文化交流」をコンセプトに、毎回交流地域を変え、その地域でしか見ることのできない芸能を招いています。今回の交流地域「北陸」は3年前に計画されていましたが、開催直前に起きた東日本大震災の影響で実現しませんでした。「北陸の芸能を見たい」。魅力あふれる北陸に対する“熱い思い”が込められています。

 芸文館ホールやアイシアターの特集芸能ステージをメーン会場に、芸文館広場では交流地域の物産を販売する「屋台村」も登場。また、市民参加の町並みコンサート、芸能資料の展示など、多彩なイベントが続々。

 「倉敷←→北陸交流フェスティバル」のテーマは、「越の国から届いた“哀”が奏でる愛の音」。

 北陸の冬は豪雪に閉ざされる自然環境の厳しい地域。それだけに、その地方で長年育まれてきた芸能は、ものがなしい趣の中にも、人の情けやぬくもりが漂い、聞く人、見る人の心に染み入ります。

3月22日(土)・23日(日)に開かれる3つの特別ステージ

 

「入場整理券」は各公演の2時間前から、各会場の入り口で配布(1人2枚まで)されます

越中おわら節ステージ

●出演● 越中八尾おわら保存会

 

三味線、胡弓、太鼓の調べに乗せて「豊年踊り」「男踊り」「女踊り」といったしとやかで美しい踊りが繰り広げられる

 北陸の代表的な風鎮祭として知られる富山市八尾町の「おわら風の盆」(毎年9月1~3日開催)には約20万人が動員されるそう。民謡には珍しく、胡弓を取り入れた哀調ある音色が特徴的。編み笠を深く被って顔を隠し、男性は黒いはっぴに股引、女性は浴衣に黒帯を締め、踊り手の姿も風情たっぷり。

 

倉敷市芸文館ホール
3月22日(土)【1】11:30~ 【2】15:30~ / 3月23日(日)【1】10:00~ 【2】13:30~
※各公演は約50分間

越後瞽女唄ステージ

●出演● 萱森直子さん 月岡祐紀子さん

 

各日の公演とも【1】【3】回は月岡祐紀子さん(左)、【2】【4】回は“最後の瞽女”と呼ばれた故・小林ハルさんの弟子、萱森直子さん(右)が出演

 国の選択無形文化財に指定されている瞽女(ごぜ)唄は、門付芸をした盲目の女性旅芸人「瞽女」によって受け継がれてきました。民謡・都都逸など多彩なレパートリーがあります。現在は瞽女として活動している人はいませんが、芸に誇りを持っていた“最後の瞽女”故・小林ハルさん、故・杉本シズさんから指導を受け、芸を継承する人が残っています。生の瞽女唄をあなたも体感しませんか。

 

倉敷市芸文館アイシアター
3月22日(土)【1】11:00~ 【2】12:30~【3】14:00~ 【4】15:30~
3月23日(日)【1】10:30~ 【2】12:00~【3】13:30~ 【4】15:00~
※各公演は約60分間

越中五箇山民謡ステージ

●出演● 富山県立南砺平高等学校郷土芸能部

 

紋付・袴、笠、直垂など独特の衣装で「麦屋節」「こきりこ」「といちんさ」など五箇山の代表的な民謡を高校生が演じる

 日本最古の民謡として、小学校の音楽の教科書にも採用されている「こきりこ」、平家の落人が歌い舞ったと伝えられる「麦屋節」などを、富山県立南砺平高等学校・郷土芸能部の生徒たちが熱演します。同部は越中五箇山民謡保存会・越中五箇山麦屋節保存会・越中五箇山筑子唄保存会の指導を受け、文化のインターハイ「全国高等学校総合文化祭」の郷土芸能部門で最多受賞歴を持っています。

 

倉敷市芸文館ホール
3月22日(土)13:30~ / 3月23日(日)12:00~
※各公演は約40分間

市民が創り、みんなで楽しむ

3月22日(土)・23日(土)各日10:00〜16:00

 

越中五箇山民謡ステージ

 毎年60以上の団体が参加する「町並みコンサート」は、さまざまなジャンルの音楽を楽しめるのが魅力。

屋外特設ステージ(芸文館広場)
水上特設ステージ(美観地区)
倉敷館ステージ(観光案内所)

 

お琴とお茶の会

倉敷美観地区内の和風庭園「新渓園」

 

 美しい和風庭園を眺めながら琴の演奏やお抹茶を楽しめます。鑑賞は無料。お茶代は500円(お菓子付き)。

 

「屋台村」では食交流も

3月22日(土)・23日(土)各日10:00〜16:00

 

鑑賞の幕間にいかが!

倉敷市芸文館・北広場

 

 富山で人気の激辛ラーメン「富山ブラック」や北陸で一番人気の駅弁といわれる「鱒ずし」、富山の薬売りにちなんだ「薬膳カレー」、新潟のソウルフード「みかづきのイタリアン」など、グルメから特産品、伝統工芸品まで並ぶ、毎回好評の「屋台村」が登場。もちろん倉敷の特産品なども並びます。

 

総合リーフレットを持って出掛けよう!

 第28回倉敷音楽祭の総合リーフレット(左)は、アルスくらしき、倉敷市役所、倉敷市内の文化施設などでもらえます。また、アルスくらしきのホームページからもダウンロードすることができます。
http://arsk.jp/m-fes/

問い合わせ
アルスくらしき(倉敷市文化振興財団)
倉敷市美和1-13-33 TEL 086(434)0505
http://arsk.jp/

 
 

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2014年3月8日号掲載

ページトップ