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2016年も良い年に 参拝前にチェック! 初詣でのはてな?


お正月の大切な行事、初詣で。
来年も良い一年になるよう、参拝前に基本のマナーをおさらいしませんか。

2016年も良い年に 参拝前にチェック! 初詣でのはてな?

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 お正月の大切な行事、初詣で。読者の皆さんから寄せられた素朴な疑問に、
岡山県神社庁参事の瀧本文典さんに答えていただきました。
来年も良い一年になるよう、参拝前に基本のマナーをおさらいしませんか。

瀧本文典さん

瀧本文典さん

お願い事の前に、感謝の気持ちを伝えて

 初詣でには、神様に昨年の無事を感謝し、新年の志を立てるという意味があります。お願い事の前に、感謝と今年も頑張りますという気持ちもお伝えしましょう。

 参拝の作法は、地域によってもさまざまありますが、基本的には気持ちの表れが行動となるもの。初詣でを「大切な方に会ってあいさつする機会」と考えれば、参拝の際は帽子を脱ぐ、鳥居を入る時・出る時はおじぎをする、見苦しくない服装をするなど、ふさわしい振る舞いがおのずと見えてくるのではないでしょうか。

 

Q.初詣ではいつからいつまで?

A.遅くとも1月中には参りましょう

 厳密な決まりはありませんが、年初めのあいさつなので、元日の午前0時から、遅くとも1月中にはお参りしましょう。

Q.喪中の時は参拝を控えるべき?

A.50日を目安に、気持ちと照らし合わせて参拝を

 神道の「忌」の期間(弔い事に専念する期間)は最長50日(仏教は49日)。これが明けたらお参りを再開してもよいことになっています。50日を目安に、自分の気持ちと照らし合わせて、切り替えができたと思えたら、お参りされてはいかがでしょうか。

Q.おみくじは木に結んで帰った方がいいの?

A.結んでも良し、家に持ち帰るのも良しじっくり読んでこれからの生活の参考に

 神社によりさまざまな解釈があるので一概には言えませんが、大吉であれ、凶であれ、書いてあることをよく読み、これからの生活の参考にしましょう。心にしっかりとどめるという意味では、家に持ち帰って読み返すことをお勧めします。おみくじの順番も諸説ありますが、大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶が一般的。ちなみに、今のような紙のおみくじが一般的になったのは江戸時代以降のようです。

Q.神社の〝はしご〟はしてもいい?

A.数参っても、神様はケンカをしません

 まずは自分の住んでいる地域の氏神様へお参りを。その後お好きな神社へ参ってください。神道は、他を排斥しない信仰。いろいろな神社にお参りすれば、それだけ神様の御神徳(ごしんとく)=〝おかげ〟が広まっていくと考えるので、何カ所参っても、神様がケンカするということはありません。同様に、お守りや御神札もいくついただいても構いません。

※氏神様が分からないという方は、岡山県神社庁のHP=http://okayama-jinjacho.or.jp/の「神社検索」でも確認できます

Q.お賽銭が多いほど、御利益も多い?

A.気持ちに見合う額でOK。お賽銭箱には丁寧にお供えする気持ちで

 お賽銭(さいせん)に決まった額はありません。その金額が自身にとってどのぐらいの価値を占めるのかは人それぞれですので、自分の気持ちに見合う額を納めてください。お賽銭の起源は神様に食べていただく米などを神前にお供えしたもの。それが貨幣の普及にともなって、お賽銭に変わっていきました。

 お賽銭は乱暴に投げ入れるのではなく、お供えする気持ちで丁寧に入れてください。

Q.お守りやおふだの有効期限は?

A.基本は1年間。古いものは返納を

 お守りは個人を守るもの、御神札(おふだ)は家族を守るもの。お守りは普段から身に付け、御神札は家の神棚にまつります。神棚がない場合は、棚・タンスの上など、キレイで粗末にならない場所に。御神札の前には少なくとも、米・水・塩をお供えするのが良いでしょう。

 神道では、すがすがしく新しいものを尊ぶので、御神札やお守りは一年ごとに新しいものに取り換えを。各神社にはお守りや御神札の納め所があり、授与された神社でなくても返納しても差し支えありません。

解説図

Q.お守りの中は何が入っているの?

A.小さな御神札が入っています

 神様の前で祝詞(のりと)を上げて祈願した、小さな御神札が入っています。神様の力が込められているので、袋を開けて取り出したりしないようにしましょう。

手水舎

手と口の清めはひしゃく1杯の水で行います。元々は全身に水を浴びて清めていた習わしが簡略化して、現在の作法になったと考えられています

手水舎

おじぎは腰を90度曲げるイメージで深くするのが良いとされます

撮影協力/岡山神社

~神社参拝の流れ~

1

手水舎(てみずや)で手と口を清める

ひしゃくに水を入れ①左手②右手③口の順に清めます。口をすすぐときは、ひしゃくを右手に持ちかえ、水を左手に受けてから。直接ひしゃくに口をつけないようにしましょう。

2

参道は中央を避けて進み、拝殿へ

参道の真ん中は神様の通り道。なるべく中央は避けて歩きましょう。

3

お賽銭を入れて、鈴を鳴らす

鈴の音は、鳴らした人の心を敬虔(けいけん)にし、はらい清めるという意味があります。
※神社によっては鈴がない場合があります

4

「二拝二拍手一拝」で拝礼する

2回おじぎ(二拝)し、2回拍手を打つ(二拍手)。最後にもう1回おじぎをする(一拝)。拍手は高貴な存在に対する敬礼作法の一つとして「魏志倭人伝」に記載があるそう。島根県の出雲大社は四拍手など、神社によって拍手の回数が異なることもあります。

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2015年12月27日号掲載

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