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主婦必読! 12月から変更の新・洗濯表示


12月1日から衣類の「洗濯表示」(取扱い表示)が国際規格(ISO)と同じに。変更点をしっかり把握して準備を。

主婦必読! 12月から変更の新・洗濯表示

 12月1日から衣類の「洗濯表示」(取扱い表示)が変更されます。現在は日本独自の表記ですが、変更後は国際規格(ISO)と同じに。実際に、変更後のものが店頭に多く並び始めるのは、来年の春物以降といわれています。変更点をしっかり把握して準備を。

※洗濯表示の正式名称:変更前は「取扱い表示」、変更後は「取扱い表示」

取材協力=消費者庁

基本的に41種類の記号のみで表記されます

12月1日から、なぜ新・表記に変更されるの?

 現在、使用されている「取扱い絵表示」は、日本工業規格(JIS)が定めた日本独自のものです。

 近年、衣類の流通はグローバル化が一般的に。輸入された衣類のタグを日本独自のものに付け替えていると、余分なコストがかかります。また、海外からの旅行者が増加し、外国人も理解できる必要性が。

 そこで、消費者庁は昨年3月に衣料品の「取扱い表示」に関する繊維製品品質表示規定を改正。12月1日から、国際規格(ISO)の表示記号を用いることが決定されたのです。

具体的な変更点は?

 デザインが一新され、基本的に記号のみで表示されます。また、記号の種類が22個から41個に増加。新しい項目(タンブル乾燥やウエットクリーニング)が追加されたのもポイントです。さらに記号の意味合いが〝指示(推奨)表示〟から〝上限表示〟に。上限表示とは、記号で示された作用や温度、あるいはそれ以下の条件で行うということ。条件の範囲内であれば自分で決めることが可能です。

 このように、新・取扱い表示は家庭での洗濯がよりきめ細かくできるように規定されています。適切な洗濯で、お気に入りの衣類も長持ちし、オシャレがもっと楽しめるのでは。

5つの基本の記号
家庭洗濯 漂白 乾燥 アイロン クリーニング
家庭洗濯 漂白 乾燥 アイロン クリーニング
+
付加記号と数字
強さ(基本記号の下に付加)
線なし 弱い 非常に弱い
通常の強さ 弱い 非常に弱い
「線(-) 」が 増えるほど弱くなります
温度(基本記号の中に付加)
<記号によるもの> <数字によるもの>
記号によるもの 数字によるもの【例】
タンブル乾燥やアイロンの温度は「点(・)」で表します。数が増えるほど温度は高くなります 数字は家庭洗濯での、洗濯液の上限温度を表します
禁止
禁止
基本記号と組み合わせて、禁止を表します
▼

このように表示

参考情報が簡単な用語で付記される場合も

洗濯方法

液温は95度を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
液温は70度を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
液温は60度を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
液温は60度を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
液温は50度を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
液温は50度を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
液温は40度を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
液温は40度を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
液温は40度を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる
液温は30度を限度とし、洗濯機で洗濯ができる
液温は30度を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
液温は30度を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる
液温は40度を限度とし、手洗いができる
家庭での洗濯禁止

漂白方法

塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白ができる
酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤は使用禁止追加表示
塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止

※酸素系漂白剤は、ほとんどの色柄物に使用できる

乾燥方法

新項目!タンブル乾燥

タンブル乾燥ができる(排気温度上限80度)
低い温度でのタンブル乾燥ができる(排気温度上限60度)
タンブル乾燥禁止

ぬれ干しが追加自然乾燥

つり干しがよい
日陰のぬれつり干しがよい
ぬれつり干しがよい
日陰のぬれつり干しがよい
平干しがよい
日陰の平干しがよい
ぬれ平干しがよい
日陰のぬれ平干しがよい

※ぬれ干しは、洗濯機による脱水や、手でねじり絞りをしないで干すこと

アイロンのかけ方

底面温度200度を限度としてアイロン仕上げができる
底面温度150度を限度としてアイロン仕上げができる
底面温度110度を限度としてスチームなしでアイロン仕上げができる
アイロン仕上げ禁止

クリーニングの種類

ドライクリーニング

パークロロエチレン及び石油系溶剤によるドライクリーニングができる
パークロロエチレン及び石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる
石油系溶剤によるドライクリーニングができる
石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる
ドライクリーニング禁止

新項目!ウエットクリーニング

ウエットクリーニングができる
弱い操作によるウエットクリーニングができる
非常に弱い操作によるウエットクリーニングができる
ウエットクリーニング禁止

※ウエットクリーニングは、クリーニング店が特殊な技術で行うプロの水洗いと仕上げまでを含む洗濯のこと

詳しくはHPで「消費者庁」を検索、または直接問い合わせを
☎03(3507)9205 消費者庁表示対策課

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2016年11月12日号掲載

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