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5月30日はごみゼロの日 ゴミ減量化は 無理せず簡単にできることから


普段の生活の中で何気なく捨てている物や無駄にしている物って多くないですか。
ちょっとした意識の持ち方一つで簡単にごみ減量化につながることがあるかもしれません。

5月30日はごみゼロの日 ゴミ減量化は 無理せず簡単にできることから

普段の生活の中で何気なく捨てている物や無駄にしている物って多くないですか。
5月30日は「ご(5)、み(3)、ゼロ(0)の日」(ごみ減量・リサイクル推進週間の初日)。
ちょっとした意識の持ち方一つで簡単にごみ減量化につながることがあるかもしれません。
誰でもできる小さなエコ、今日から始めてみては?

4Rを推進すればごみゼロも夢じゃない

 家庭ごみ有料化制度(平成21年2月)の導入後は減少したごみ発生量が、その後少しずつ増加傾向にあり、「岡山市では24年から4Rを推進することでごみの減量化・ごみゼロ社会を目指しています」とは、岡山市環境局環境事業課の福武伸之さん(資源循環推進室副主査)。

 4Rとは、リフューズ(発生抑制)、リデュース(排出抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)。「誰でも気軽に取り組めることなのでぜひ家庭で取り組んでほしいですね」と福武さん。

リデュース
ゴミそのものを減らす

生ゴミを減らして水切りをする、マイボトル・マイ箸などを使う。

リフューズ
ゴミになるものを断る

レジ袋を受け取らない、過剰な包装は避ける。

誰でもできる4R

リユース
何回もくり返して使う

地域のリユースぷらざを利用したり、フリーマーケットに参加してみる。

リサイクル
再び資源として利用する

地域の資源回収に参加する、エコステーションなどを活用する。

まずは食品ロスをゼロにしませんか

 「平成25年に行った岡山市家庭ごみ組成調査では、家庭系可燃ごみのうち48%が生ごみでした。そのうち80%近くが食品ロス。食べられるにもかかわらず捨てられている食品でした。つまり、調理くずや食べ残し、手つかずのものなどです。日本人1人当たりに換算すると、なんと1日に1~2個のおにぎりを捨てていることになるのです」と福武さん。

 では、私たちが普段の生活で無理せず簡単に取り組めることは?
「必要なものだけ買う、食べられるだけの料理を作るなど、まずは食品ロスをなくすことでしょう」とも。ごみ減量化の第一歩にしませんか。

施設見学は環境や資源に目を向け、何ができるかを考える機会に

抽選品の展示場

ペットボトル(資源化物)のプラットホームは、西部リサイクルプラザの見学コースの一つ

西村さん

西部リサイクルプラザ所長
西村武司さん

 岡山市西部リサイクルプラザに5月上旬、岡山大学教育学部附属小学校4年生の103人が、先生5人の引率で見学に訪れた時の様子を、案内した西村武司所長に伺いました。

 研修室ではまず施設紹介DVDを鑑賞。ごみ処理施設からリユースぷらざの見学を行い、ゴミの引き受けから再生までを勉強しました。その後、質問タイムからプラバン作り|というスケジュール。
「施設見学では、各見学スポットで熱心に説明に耳を傾けメモを取る子どもたち。その後の質問タイムでもしっかり予習をしてきたのかたくさんの質問がありました」と西村所長。
「最近では高齢者や女性の方の見学も多くあり、ごみゼロの日などを機会に環境や資源に目を向け、自分たちができることは何かを考えるきっかけにしてくれたらいいですね」と話します。

捨てる前に、工夫すれば再利用できないか考えて

抽選品の展示場

リサイクル学習・廃食用油が燃料になる

藤原さん

クルクルセンター所長
藤原稔さん

 倉敷市児島小川町にある「クルクルセンター」は、ごみ減量とリサイクルに関する情報拠点であり、体験・学習・修理再生機能を備えたリサイクル推進啓発施設。

 「実際に体験することでリサイクル・リユースをより身近に感じていただけると思います。廃棄するものを少なく、無駄なものを買わないことが一番ですが、簡単に捨てるのではなく、工夫すれば再利用、再生利用できることを知ってもらいたいですね」と話すのは所長の藤原稔さん。
ここには、市内の家庭から排出された廃食用油から、軽油の代替燃料であるバイオディーゼル燃料の精製を行う廃食用油リサイクルプラントがあり、このプラントでできた燃料で実際にゴミ収集車が走ってます。
「一人一人ができることから始めることが、ごみゼロ社会の大きな力になります」と藤原さんは話しています。

リサイクルやリユースの施設では何ができるの?

リサイクル品の販売

抽選品の展示場

抽選品の展示場。ちょっと手を加えただけでまだまだ使える自転車、家具、幼児用遊具などが並んでいます(西部リサイクルプラザ2階)

岡山市西部リユースぷらざの場合、展示品は市民のみなさんから無償で提供してもらった家庭用品・家電・自転車などを修理再生したリサイクル品。「気に入ったものがあれば有償(抽選)でお譲りしています、毎回大変好評です」と西村さん。

抽選品の展示場

再生品の展示。ちょっと手を加えただけでまだまだ使える家具などが並んでいます(写真は倉敷市のクルクルセンター)

クルクルセンターにある展示品は市民から無償で提供された木製品を修理再生したリサイクル品。例えば、学習机1300円、ハイチェストが2500円など、必要な人にとっては格安で手に入ります。
希望があれば申し込み後、月1回の抽選で当選者に譲り渡され、衣類や本などはその日に譲り受けて持ち帰ることもできます。「リサイクルを学ぶ場と堅苦しく思わず、何かいいものないかなぁといった感覚で気軽に足を運んでください」と藤原さん。

不用品を使ったリサイクル講座

空き缶で風ぐるま作り
廃食用油でキャンドル作り
紙すき体験
古布でぞうり作り ほか

リサイクル学習

ゴミの減量・リサイクルをテーマにした講座や研修会の実施

●岡山市 東部と西部の「リサイクルプラザ」「リユースぷらざ」
  • リサイクル品の展示と抽選による販売(対象は岡山市に住所のある人)。書籍・衣類・食器は1人10点まで当日無料で持ち帰りができます
  • ゴミ処理の仕組みを紹介するビデオ視聴
  • 施設見学可(要事前申し込み)
  • 体験工房でリサイクルを体験(要事前申し込み)
東部
岡山市東区西大寺新地453-5
◆アクセス/岡山駅から県道28号を西大寺方面に車で20分
◆問い合わせ Tel.086(944)7122リサイクルプラザ
       Tel.086(944)7132リユースぷらざ
西部
岡山市北区野殿西町428-2
◆アクセス/岡山駅から県道242号を倉敷方面に車で15分、岡山西消防署隣
◆問い合わせ Tel.086(214)2650リサイクルプラザ
●倉敷市 「クルクルセンター」
  • リサイクル品の展示と抽選による販売(本や衣類は1人10点まで当日譲り渡しが可能、ただし、寄贈・譲渡は、倉敷市に在住または通勤・通学の人に限る
  • リサイクル体験室でリサイクルを実体験
  • 施設見学(要事前申し込み)
  • ゴミ処理の仕組みを紹介するパネルの展示
◆倉敷市児島小川町3697-4
◆アクセス/瀬戸中央道児島ICから車で10分
◆問い合わせ/Tel.086(470)6681同センター
◆開館時間/午前9時~午後5時15分
◆休館日/月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜)

※各施設ごとに学習・イベント・見学などの内容と休館日が施設により異なります。出掛ける際は事前に確認を。また、リサイクル品の応募には「市民限定」などの決まりもあるので、事前に必ず問い合わせてください。

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2016年5月28日号掲載

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