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シリーズ深堀り No.1 みんな見てます ルール違反 マナー違反


読者の皆さんの交通ルールやマナーにまつわるエピソードをもとに、事故をどう未然に防ぐか教えてもらいました。

〝9月21日~30日は秋の交通安全県民運動 みんな見てます ルール違反 マナー違反

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岡山の〝気になる〟を編集部が掘り下げて取材する「シリーズ深掘り」がスタートします

 交通死亡事故が相次ぐ岡山県内。車両や歩行者の予期せぬ動きにヒヤリとした経験は誰もがありますよね。
 読者の皆さんの身の回りで起こった交通ルールやマナーにまつわるエピソードをもとに、岡山県警察本部・交通企画課の山田啓史さんが事故をどう未然に防ぐか教えてくれました。

※交通安全にまつわるアンケートは、リビングおかやま8月26日号、リビングくらしき9月2日号、メルマガ、ホームページで8月24日~9月5日に実施

T・Sさんは見た 渋滞に割り込む車両がとても迷惑

イメージイラスト

イラスト/銀杏早苗

 片側2車線の道路で、左車線は左折と直進、右車線は右折専用となっているのに、空いている右車線の先の方まで走って、渋滞している左車線に、ウインカーも出さずに入ろうとする車がよくいます。

 ウインカーは、周りの車や通行する人への意思表示であり、車を運転する際のコミュニケーションです。この車両は、ウインカーを出さずに車線変更をしているので、合図不履行の違反となり点数が1点加算され、反則金6000円が科せられます。

 また、左側の進行すべき車線で止まっている車のドライバーから見てみればマナー違反ですし、右車線の後続車がたまることで、多くの人に迷惑を掛けることにも。さらには、進路変更時の事故を誘発することも考えられます。進路変更をする場合は、その3秒前からウインカーを出すことが道路交通法で定められています。

H・Mさんは見た 危ない運転の自転車への罰則は?

 自転車の2列走行やスマートフォンを操作しながらの走行など、車を運転している際、自転車のマナー違反が目に付きます。危険な運転の自転車に罰則はありますか。

 自転車も車両であることを忘れてはなりません。自動車と同様ルールを守ることは当然です。平成27年6月から道路交通法の改正により、危険な運転を繰り返す自転車の運転者に、安全運転を行わせるため講習の受講が義務付けられました。自転車の危険運転とは、信号無視、酒酔い運転、ブレーキ不良自転車など、14項目の違反を指します。ここで挙げられている自転車の2列走行は2万円以下の罰金、スマートフォンを操作しながらの走行は5万円以下の罰金が科せられます。

H・Nさんは見た 急に小学生が飛び出してきた

 見通しの悪い、信号のない交差点の横断歩道を、小学生が左右を確認しないで全速力で飛び出してきました。徐行運転をしていたので、止まることができたのですが、すごくビックリしました。普段通る道なので、小学生が多いことは知っていましたが、これが初めて通る道だったら事故を起こしていたかもしれません。

 危険を予測し徐行運転をしたこの方は、自動車運転者として正しい判断です。横断歩道は歩行者が最優先で、歩行者を保護する義務があります。また、見通しの悪い横断歩道では、車両等は、歩行者の急な横断を予測して、停止できるような速度で進行をしてください。

C・Oさんは見た 携帯を片手に運転するトラックが突進

 横断歩道の信号が青になったので、自転車を押して横断歩道を渡っていたとき、トラックが突進してきました。慌てて走って渡り切り、無事でしたがトラックのドライバーは、携帯電話を操作して前を見ず、信号無視の状態でした。

 携帯を操作しながら信号無視をしたこのトラックはもちろんルール違反です。しかし歩行者にも知っておいてもらいたいのが、青信号は、〝進行することができる〟という意味なので、安全をよく確認してから渡ってもらいたいということです。不注意なドライバーもいるかもしれないので、自分の身を守るためにも進行する際の左右の安全確認は必ず行ってください。

県内の交通事故の死者数は、昨年を大幅に上回る70人!

 平成29年に入って県内で起こった交通事故の死者数は、9月18日現在で70人と昨年の同日に比べて17人も増加しています。死亡事故の形態では、人と車が衝突する事故や正面衝突が多いということです。

 「あなたの周りで起きた事故を自分のことに置き換えて考えてみてください。他人の不幸や悲しみを自分のことに置き換えることで、事故を起こさないよう気を付けることができるのではないでしょうか」と山田さん。

9月30日(土)までは、秋の交通安全県民運動
ドライバー、自転車、歩行者が注意することは?

パトカーのイラスト
ドライバー
運転に集中を。早めのライト点灯を行い、夜間は対向車や前車がいないときは、ライトを上向きにすることで、100m先まで照らすことができ、歩行者や自転車を早く発見できます。
歩行者
横断の際の安全確認は、「右・左・右、進んで、また左」を徹底しましょう。夜間は反射材を必ず身に付けて!
自転車
自転車も車両です。信号、一時停止など交通ルールを必ず守りましょう。

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2017年9月23日号掲載

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