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「日帰り&散策」で満足感アップの紅葉狩り vol1


彩り豊かな自然の中でゆったり過ごしてみてはいかが?

「日帰り&散策」で満足感アップの紅葉狩り vol1

 秋風も冷たくなり紅葉狩りのシーズン真っ只中。先月、最低気温が例年より低く推移し、各地で見頃が例年より1週間ほど前倒しに。大山や蒜山などの定番スポットはピークを過ぎましたが、まだまだ県内にも近隣の県にも日帰りできる名所がいっぱい。彩り豊かな自然の中でゆったり過ごしてみてはいかが?
※紅葉の写真は昨年以前のものです。見ごろは気候により変わる場合があります。

島根県鬼の舌震(島根県奥出雲町三成宇根)

「空中遊歩道」で紅葉に溶け込む

11月初旬まで

松江自動車道・高野ICから45分

「出雲国風土記」に書かれている「和仁のしたぶる」が訛(なま)ったとされる国の名勝・天然記念物「鬼の舌震」。斐井川の支流が長年にわたり侵食してできた約2㎞のV字渓谷です。渓谷内はバリアフリーの遊歩道が全通(約2km)。高さのある「空中遊歩道」もあり、紅葉した木々の中を進むとまるで、自然に溶け込むような感覚を味わえます。紅葉の見所は「舌震上橋」(下高尾駐車場から600m)と無料休憩所「清心亭」(同1200m)からの眺め。

TEL.0854(54)2260奥出雲観光文化協会 駐車場/130台(無料)

ココもチェック! 『舌震の“恋”吊橋』

 宇根駐車場そばに2013年、吊り橋(高さ45m、長さ160m)が完成。出雲国風土記「恋(したい)山」の舞台であることからこのネーミングに。スリルと渓谷美を堪能できることから奥出雲町の新名所になっています。

香川県寒霞渓(香川県小豆島町神懸通)

渓谷美・空・瀬戸内海の大パノラマ

11月下旬まで

新岡山港からフェリーで土庄港へ。港から車で30分

小豆島の中央に位置する日本三大渓谷美を誇る瀬戸内海国立公園「寒霞渓」。特に紅葉シーズンは、離島にかかわらず観光客でにぎわう人気スポットです。1300万年前の火山活動でできた岩石が、長い年月をかけて侵食され形成した奇岩、怪石が点在。山頂やロープウェイから見渡せる、色とりどりの紅葉と、それらの巨石がまだらに描く渓谷美は圧巻。山頂までの登山道は約2km。色づく渓谷と海と空の大パノラマが望めます。

駐車場/こううん駅40台、山頂駅200台(それぞれ無料)

ココもチェック! 『寒霞渓ロープウェイ』

 「こううん駅」と「山頂駅」を12分間隔で運行(午前8時~午後5時)。奇岩を間近に見るスリルと渓谷美を堪能できます。大人往復1350円(片道750円)、小学生680円(同380円)。上りはロープウェイを利用、下りは徒歩で下山するのもオススメ。問い合わせはTEL.0879(82)2171寒霞渓ロープウェイ

広島県帝釈峡(広島県庄原市東城町及び神石高原町)

地上と湖面から、錦秋を楽しむ

11月初旬~11月中旬

40分中国自動車道・東城ICから25分

 広島・北東部に位置する全長18㎞の渓谷で、広島を代表する景勝地「帝釈峡」。紅葉の見所は、上流の「上帝釈」散策と「神龍湖」付近。上帝釈は、駐車場から清流沿いに遊歩道が整備され、豊かな自然林に紅葉が点在し、20分ほどで世界三大天然橋といわれる国の天然記念物「雄橋」(長さ90m、幅18m)にたどり着く。神龍湖には遊覧船(有料)があり、約40分のクルーズで切り立つ断崖と赤く染まる山々を一望できます。

TEL.0847(86)0131帝釈峡遊覧船 TEL.0847(86)0123帝釈峡観光協会 駐車場/紅葉シーズンは有料

ココもチェック! 『下帝釈幻の鍾乳洞』

 下流の「下帝釈」は秘境として知る人ぞ知る観光スポット。鍾乳洞は1993年に再発見され、奥行が長く難コース(所要時間6~8時間)のためガイドが必要。人の手が入っていないため、珍しい造形が点在。事前申し込みが必要。ガイド料金1日1万円、半日8000円。問い合わせはTEL.0847(86)0215ながの村(神石高原町永野)

岡山県宇甘渓(吉備中央町下加茂)

渓谷に浮かぶ真っ赤な橋と紅葉の共演

11月中旬まで

山陽自動車道・岡山ICから30分

 旭川の支流、宇甘川の谷間が極度に狭まる「宇甘渓」。急流が岩を削り、そそり立った絶壁や奇岩、怪石が点在する渓谷独特の風景に、ケヤキやカエデなどの紅葉が優しく彩りを添えます。シンボルの真っ赤な「赤橋」付近から渓谷全体を見渡すのがオススメ。赤橋を渡ると遊歩道(約500m)があり、奥深い自然を満喫できます。11月上旬は赤橋付近をライトアップ(午後5時~9時)。

TEL.0866(54)1301吉備中央町協働推進課 駐車場/50台(無料)

ココもチェック! 『小森温泉』

 江戸時代に藩主池田継政が開発したとされ、戦後に再興した歴史ある湯治場。湯船からは清流と紅葉の景色を一望できます。アルカリ性単純温泉。入浴料大人600円、3歳~小学生450円。営業時間は午前11時~/月~木曜は午後5時、金曜・日曜・祝日は午後6時、土曜は午後7時まで)。受け付け終了はそれぞれ1時間前。問い合わせはTEL.0867(34)0015小森温泉

鳥取県小鹿渓(鳥取県三朝町東小鹿)

渓流を覆う紅葉と名勝を一度に味わう

11月中旬まで

米子自動車道・湯原ICから1時間15分

 鳥取の中央に位置する三朝町の観光スポット「小鹿渓」。滝や深淵、巨岩が織り成す自然美を堪能できる約4㎞の渓谷。駐車場から続く約1㎞の遊歩道には、モミジやカエデなどの紅葉が渓流を覆うように点在し、清流と紅葉の見事な調和を楽しめます。小鹿渓の景勝スポット「雄淵」「雌淵」「弥六淵」も、遊歩道から望める手軽さから人気のハイキングコース。11月8日(日)は地元有志による市が立つそう(9時30分~昼過ぎまで)。

TEL.0858(43)0431三朝温泉観光協会 駐車場/10台(無料)

ココもチェック! 『三徳山三佛寺』

 三徳山にある天台宗の古刹。多数の重要文化財や国宝の建造物がある山岳寺院で、垂直の岩肌に立つ国宝「投入堂」(写真)は特に有名。午前8時~午後5時(投入堂参拝は午後3時まで受付)。本堂参拝(大人400円、小中学生300円)、投入堂を参拝する場合は大人+200円、小中学生+100円。問い合わせはTEL.0858(43)2666三徳山三佛寺(三朝町三徳)

岡山県旧閑谷学校(備前市閑谷)

巨木の紅葉と風格ある史跡がマッチ

11月初旬まで(周辺の紅葉は11月下旬まで)

山陽自動車道・備前ICから15分、
道路の開通に伴い11月19日からは和気ICから7分

 平成27年、日本遺産に認定された約39平方mの「特別史跡 旧閑谷学校」。色づいた周囲の山々を見渡しながら、貴重な史跡を散策できます。史跡内にある2本の楷の木(高さ15mと16m)の紅葉はこの時期の名物。11月8日(日)まで、「講堂」付近をライトアップ。今年は、LED内蔵の球体カプセルを重要文化財「泮(はん)池」(長さ80m、幅7m)に浮かべるなど趣向を凝らした明かりの芸術も楽しめます。

TEL.0869(67)1436旧閑谷学校案内受付 駐車場/500台(無料)
開門時間/午前9時~午後5時(8日までは7時に延長) 入場料/大人400円、65歳以上200円、小中学生100円

ココもチェック! 『講堂』

 1701年(元禄14年)にできた国宝「講堂」は、廊下部分に立ち入ることも可。屋根瓦に備前焼を使用するなど素材を吟味、施工も入念のため、300年以上経っても一分の狂いもないそう。

岡山県奥津渓(鏡野町津川西)

中国地方屈指の渓谷で紅葉美を堪能

11月中旬まで

中国自動車道・院庄ICから30分

 全国的にも有名な岡山県の紅葉スポット「奥津渓」。吉井川の上流、奥津川が花崗岩の峡谷を侵食してできた約3㎞の渓谷。紅葉の見所は、「大釣橋」のたもと付近。「臼渕の甌穴(おうけつ)群」の駐車場から伸びる遊歩道(約800m)からも、清流のせせらぎに耳を傾けながらモミジなどの紅葉狩りを楽しめます。11月15日(日)まで「奥津もみじまつり」を開催し、一帯がライトアップ(午後5時~9時)。

TEL.0868(52)0711鏡野町観光協会 駐車場/20台(無料)。

ココもチェック! 『奥津渓八景』

 奥津渓には、天狗岩の奇岩、琴渕、臼渕の甌穴群(写真)、鮎返しの滝など「奥津渓八景」が見所。特に「臼渕の甌穴群」は東洋一といわれ、何十万年もの歳月をかけて自然の摂理がなした岩石の穴。問い合わせは鏡野町観光協会へ。

岡山県備中松山城(高梁市内山下)

山道を歩きたどり着く名城の紅葉狩り

11月中旬まで

中国自動車道・院庄ICから30分

 現存する天守を持つ城として、国内で随一の高さを誇る国の重文「備中松山城」。標高430mの山頂にある近世城郭は、全国的にも知名度が高く、国内に現存する12城のうちの一つ。大手門や天守付近など、モミジを中心に城周辺の木々が紅葉し、城郭のモノトーンを引き立てます。「ふいご峠八合目」から20分ほどかけて歩く山道も散策気分で楽しめます。

TEL.0866(21)0461高梁市観光協会 開城時間/午前9時~午後4時30分
入城料/大人300円、小中学生150円
五合目の城見橋公園駐車場(無料/110台)から「ふいご峠八合目」まで15分間隔でシャトルバス(整理料として往復300円)を運行。

ココもチェック! 『雲海』

 備中松山城が〝天空の山城〟と呼ばれるのは、雲海に浮かぶ城郭の姿を見ることができるから。晴れ予報が出ており、朝の気温が低い日は早朝にかけて濃い雲海が広がるそう。「備中松山城を望む展望台」が観測ポイント。問い合わせは高梁市観光協会。

「リビングおかやま」「リビングくらしき」2015年11月7日号掲載

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